2012年2月22日水曜日

手引き月


 2011年の終わりから2012年の始め。僕は再出発という気持ちでいっぱいになる。数年休んでいたけど、また走り始める。走りたくなった。感覚を思い出しながら、新たな感覚も拾っているかも。芯は通っているはずなんだけど、まだ表面上のつじつままが合わなかったりで、周囲を戸惑わせてしまったり。「あちゃー」ってな感じもつづくんだけど、だんだんついてきた筋肉(本当の意味でもメタファー的にも)が芯を支えはじめてる。ありがたし。

数年ぶりに自分が歌う自分の曲を作る。いままでにも自分の歌を作った事はあれども、たぶん初めて心から生まれた歌。言葉って難しいけど、ちゃんと知ってる味で自分の辞書から使ってみた。しっかり俺味。もうすぐ春ですね。

tebiki_zuki by nagumo


『手引き月』

部屋ではあなたがくれた種も芽吹いて、育って、花をつけた

窓を拭いたら変わった気がした
新しい靴を買いにいく

春を待つ手引きのように朝の月が見えた
出口の見える冬なら良いと眠たげ鳥が言った


ウィンドウ越しに見えたジャケット
淡い色が増えてきた

鍵もしないで短い旅を
待てない子供は駆けていく

春を待つ手引きのように朝の月が見えた
出口の見える冬なら良いと眠たげ鳥が言った

こがれる思いにみちる冬もいいか





2 件のコメント:

  1. はじめまして庄司といいます。
    山田真歩さんのブログからきました。
    こういう曲もつくって歌ってらっしゃるんですね。
    とても感じのいい音楽で、ジーンとしました。

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    1. 庄司さんありがとうございます。
      たまに、いつもとは違う道を歩くのが好きです。^^

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